Sunday, July 8, 2012

海外のパターン、型紙の使い方・縫い方 (その2)

今回は、くまのプーさんの仲間Eeyoreイーヨーのぬいぐるみを例に、海外の型紙の使い方と早くキレイに縫うための工夫を説明します。

To English readers: I am explaining here how to use foreign patterns and some tips which might help Japanese readers. If you would like to read in English, I will write. Please let me know from the comment box at the bottom of this post.

1. 型紙を切ります。私は写真ような歯の長いハサミを100円ショップで奮発(?)して型紙を切る時間を大幅に短縮しています。

2. 型紙を生地の上に乗せて重りを置きます。重りが無ければまち針でとめてください。矢印は生地の縦方向を意味します。つまり、矢印が生地のミミと平行になるように型紙を置きます。海外のパターンには縫い代が含まれています。

3. ロータリーカッターでマットに置いた生地を切ります。ロータリーカッターは一度使ったらやめられません。ずれずに曲線も切れますし、何しろ時間がかかりません。ただ、このパターンの顔やお腹の下のように鋭角に曲がっているものは、カッターで切れる部分だけ切って、残りは重りを乗せたまま、生地用ハサミで切ります。

4. 海外の型紙の最大の特徴、ノッチです。▲が3つなので、ここではパターン通りに3つ切り込みを入れます。2枚重なっているので、必ず下の生地にもノッチを入れてください。切り込みの深さは▲の半分くらいです。

5. ここで型紙を取り外さないこと。縫うときまでまち針でとめておきます。あれ、これなんのパーツだっけ?とならないようにです。右下のは顔のパーツで、目や口が描いてありますが、チャコで印付けなど不要。このままにしておきます。

付属の説明書はこのように絵入りです。型紙も説明書も45年以上まえのビンテージものとは思えないほど状態良し。

6. 縫い代はどうするんだ?ですが、昔のビンテージ型紙は縫い代線も印刷してあります。私は写真のようにパターンをミシンに置いて、ブッスリ針を刺し、縫い代サイズにマグネット定規を置いて、あとはここに生地端を合わせて何も考えずに縫うだけ。最近の海外の型紙は縫い代線が描いていないことが多いので、その場合は規定の縫い代分のところにマグネット定規を置きます。マグネット定規は、ずれずにキレイに早く縫うための必需品です。

次回はイーヨーを例に、ぬいぐるみの耳の裏が表に見えない作り方を説明します。

 

海外のパターン、型紙の使い方・縫い方(その1)はこちらからどうぞ

海外のパターン、型紙の使い方・縫い方(その3)はこちらからどうぞ

Winne the Pooh: Eeyoreイーヨーのできあがりはこちらからどうぞ

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