私の海外型紙の購入方法です。サイズ選び、用語なども含めて書きますね。購入先は、eBay、Etsy、McCall's のサイトなどです。私個人と各サイトとは何の関係もありません。アフィリエイト嫌いです。本当に自分の気に入ったモノやコトを書きたいので。
ヴィンテージ型紙のサイズについて
● 海外の型紙は、ヴィンテージ・現代ものにかかわらず、サイズ別に異なる商品です。日本のようにSとL が同じ封筒に入っていることは余程ルーズなシルエットのカフタンのようなもの、あるいはパターン数の少ないもの以外あまりないです。
● 時代によりサイズと実寸の取り合わせが全く違うので、サイズ番号では選べないです。バスト寸法(ヌード寸、というかブラの上から測る)で必ず選びます。アメリカのバスト・サイズのインチ表示をセンチ(概算)に直すと、
::::::30 1/2 >>> 77.5cm
::::::31 >>> 78.5
::::::31.5 >>> 80
::::::32 >>> 81
::::::33 >>> 84
::::::34 >>> 86
::::::35 >>> 89
::::::36 >>> 91
ヴィンテージ型紙はサイズ展開が細かいことにお気づきでしょうか。だからフィットするんです〜。型紙にもよりますが、バスト・サイズは日本のMサイズくらいまで、1インチ、2.5センチきざみで型紙が展開します。
日本の市販の型紙、あるいは洋裁本の写し型紙をよく見てください。前身頃の半分でMサイズはSサイズより通常1センチ大きくなっています。つまり身体全体では1x4=4センチ単位で、S>M>L と大きくなって行くのがほとんどです。元々型紙には緩みが入っている上に、この海外型紙の2.5センチきざみと日本の型紙の4センチきざみの差は緩みをさらに増やすので、「日本の市販の型紙で作ったのは、出来上がりの緩みが多くて何だか身体にフィットしな〜い」理由のひとつ (もうひとつは、見頃を絞るダーツの有無)だと思います。もっとサイズ展開を細かくして欲しいです。
私は日本の型紙は92才の叔母に洋服を作る時に利用しています。緩みが多い方がお年寄りには楽だし、背中などが丸くなってくるし、脱ぎ着し易いので。
用語について
● ヴィンテージとは、アンティークのように100年を越えて、古い故に価値が高まったものではなく、単に古いものという意味です。日本では1950年代や1960年代のレトロな古物、ミッドセンチュリーものを指すことが一般的ですが、英語のヴィンテージ型紙の世界では、1920年代から割と最近の2000年代までの幅広いものも含みます。ですので、あの1980年代の巨大肩幅ブカブカシルエットの型紙もヴィンテージとなります。
● 英語では「ワンピース」とは呼ばず、「Dress」となります。
● 商品説明で「OOP」とよく出てきます。OOPとはOut of Printの略で、既に製造中止の型紙のことです。割と最近の現代ものパターンでよく使われます。ヴィンテージはOOPに決まっていますよね。
● Used (使用済み)とか Uncut (切られていない) Factory Folded (工場で畳まれたまま、つまり切られていない)など。飾っておくのではなく、使うので、私は切ってあるのが手間が省けていいですが、神経質な方は未使用を。
私のヴィンテージ型紙購入先
● eBay はEtsyができるまではヴィンテージものの独壇場でした。今ではeBay(14000アイテム)よりEtsy(80000アイテム)の方がヴィンテージ型紙の数は多いです。ですが、今でも内部での検索はeBayの方が遥かにし易いです。一旦ウォッチリストに入れると、そこから「似たようなもの」という括りで検索できるので、型紙のようにブランド名と4桁の数字で決まっているものは正確に検索できます。その中でサイズの合ったもの、値段の安いもの、信頼できる評価の高い売り手を選びます。
● 何十年も同じブランドで型紙がでているので、4桁の数字は複数回別の型紙に使われています。なので、別の型紙が検索であがって来たりしますが、写真で判断してくださいね。
● eBay 出品者にはeBay内にショップを持っている人が多数あり、ショップに入ると、<<続きは下のRead moreをクリック>>